楽しいファミリーキャンプ
でも、子供がまだ小さい時期のファミリーキャンプは、とにかく忙しい!
①設営がようやく終わったと思ったら、夕暮れ。
②急いでお風呂に入って、休む間もなく夕食の準備。
③家族団らんもつかの間、大量の食器の片付け。
④落ち着いたころは、夜はどっぷりと更けてる。
⑤朝は、早くから朝食の準備と撤収。
初めてのファミリーキャンプ。
行く前と後のギャップを感じた人は少なくないと思います。
でも、よくよく考えてみれば当たり前。
そもそも、キャンプは外で家事をするのですから、家よりも忙しいのは当然です。
意外とこの大前提を忘れがち。
大切なのは、
事前準備をして「自由時間」を作り出すこと。
そこで今回は、ファミリーキャンプを楽しく過ごすために、押さえておいてほしいポイントをご紹介します。ざっくり言うと、「設営」や「調理」の時間を可能な限り短縮する。そして自由時間を作り出す。これに限ります。
では、一つずつ詳しく見ていきましょう。
一番大切なのがテント選び
まず、ファミリーに人気の2ルームテント。
見た目にもお洒落で機能的な印象ですが、設営は時間がかかります。特にクロスフレームは厄介です。
フレーム自体でテンションをかける構造なので、力が要ります。だから女性では結構きついです。
私自身も、キャンプを始めた当初は、2ルームを使っていましたが、設営に時間をとられ、自由時間が削られていました。
ポップアップテントもありますが、ビジュアル的に論外。広さも限られますし、風に弱いのが難点です。
そこでおすすめなのが、ポール式テント。
ワンポールテントなら設営も早くて、強度も優れたものが多い。素材は、火の粉に強くて丈夫なポリコットンがおすすめです。
私は、ポールを5本使う「スカイパイロットtc」や、6本使う「ランドベース」を使っています。ポール数は多いですが、それでもクロスフレームの2ルームテントに比べると、設営時間は30分は短縮されました。
なるべく道具を少なくする
道具が少ないほうが、設営・撤収は楽です。
持って行くものは、しっかり吟味して必要最小限で。
あれもこれも持って行っても、いざ必要なモノを取り出すときに邪魔で仕方がありません。
フィールドで、その時自分が必要としているギアを最短コースで手に取れる状態がベストです。モノが少ないほど、設営と撤収時間が短くて済みます。
こった料理は事前に家で仕込んでおく
下ごしらえした材料に火を通して、フードストレージバッグに入れて冷蔵する。それをキャンプ場で温めて味付けだけして食卓へ。これだけで全然違います。
野菜をカットしておくだけでも洗い物も減らせて時間節約になります。
もちろんしっかり作って、温めるだけにしておくのもOK。フィールドでは、ご飯を炊くだけにしておけば、かなりの自由時間を捻出できますので、ぜひ実践してみてください。
ちなみに、ご飯もストレージバッグに入れて湯煎すれば、熱々の状態で食べる事が出来ます。
食器の数は少なくして、洗い物を減らす
キャンプで時間がとられるものと言えば「食器洗い」。
特にファミリーキャンプは、洗い物が多くなってしまうので、出来るだけ使う食器を少なくすることが、自由時間を作り出すのに効果的です。
食器にラップをして使う
TVや雑誌なのでもよく取り上げられるのが「食器にラップをする」やり方。たしかに、洗い物は減ります。ただし、見た目が良くない。お洒落な食卓を写真に収めたい時は、これだけで台無しですので、私はやりませんが、効果は絶大です。
食器の数を減らす
私がやるのはこれ。使う食器を極力少なくしています。
皿は大きいサイズを選び、出来るだけワンプレートに収めています。ワンプレートの方が、ビュッフェみたいで、子ども達も喜びます。わが家では、写真の状態でご飯までのせて食卓へ並べます。
それと、皿のサイズをそろえておくと、洗い物もしやすいです。重ねながら洗えるので、洗うスペースも少なくて済みます。
食器は、木製よりもホーローや金属製がおすすめ
意外と大事なのがこれ。
わが家では、木製は使いません。なぜかというと、木製は油落ちが悪いから。特にお湯の使えないキャンプ場ではおすすめしません。
油落ちが良い点で考えると、ホーローかステンレスがおすすめです。ポリ製のものと比べて耐久性もあるので長く使えます。
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キャリングシンクを活用する
個人的には、これはおすすめ!
食器運びが楽ですし、何よりも水を張って直火にかけられます。お湯で洗い物ができるので、油落ちがイイ!かなり重宝しています。
アーリーチェックインやレイトチェックアウトを活用する。
早めに設営を終えて、お昼をゆっくり過ごすには、アーリーチェックインやレイトチェックアウトがおすすめです。
キャンプ場によっては、デイ料金を支払うとアーリーチェックインやレイトチェックアウトが出来ます。わが家も良く使います。
充実したキャンプ時間を過ごすポイントは、お昼の自由時間が長こと。
アーリーチェックインで早めに設営を終わらせておけば、ゆっくり昼食を食べて、その後は温泉に入ったりと、充実した自由時間を楽しめます。
また、10時までのチェックアウトの場合、テントが乾ききらない場合が多いです。
レイトチェックアウトを組み合わせることで、テントもしっかり乾かせて、余裕をもって乾燥撤収が出来ます。
「お金よりも時間を贅沢に使いたい」という方は、事前に調べておくと良いでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、ファミリーキャンプでの「自由時間」の作り方について、お話ししました。
一番重要となるテント選びですが、あくまで私の個人的な見解ですので、一つの目安にしてみてください。
何よりも、事前に準備して行くこと。これだけでフィールドでの自由時間が確保できます。「キャンプは外で家事をすること」この基本を押さえておけば、ギア選びや準備の仕方もより楽しくなるのではないでしょうか。
ご自身で工夫を重ねて、よりよいキャンプライフをお楽しみください。
では、今回はこのへんで。
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