ビンテージランタンの世界に足を踏み入れると、必ず付いてまわるのが「錆」との闘い。
私も過去に幾度となく痛い経験をしました。
錆び取りをやりすぎて地金を痛めてしまったり、パーツが破損したり。
その度に、予定外の出費が発生してしまう悪循環。
そんな痛い経験を重ねた結果、現在は錆び取りをする際は、8つのアイテムを使い分けています。
もちろん、これから紹介するアイテム以外にも効果的なものは沢山ありますので、コレがベストと言うつもりはありません。
あくまで、私なりにお金を掛けずに効果的に作業を進められるアイテム8選をご紹介したいと思います。
では、一つ一つ見ていきましょう。
ビンテージランタン錆び落しアイテム①KUREラストリムーバー
錆がひどいときは、まずラストリムーバーを使います。ラストリムーバーは、錆び取り剤の中でもかなりコスパが良いと思います。お手ごろ価格ですが、錆の落ちがいい!
まずは、これで様子を見ながら場合によっては2~3回かけて、大まかな錆を落とします。
ラストリムーバー自体は「酸性」なので、やりすぎると金属が痛みます。また、ラストリムーバーを使用した後は、放置すると錆が再発しますので、水でよく洗ってからKURE 5-56などで防錆処理をします。
ビンテージランタン錆び落しアイテム②KURE 5-56
ラストリムーバーの後には必ず「5-56」。これは鉄板です!これやらないと、大事なランタンが錆び錆びです。また、5-56は一本あると、自転車や車に家の扉まで幅広く活躍しますので、常備しておくと重宝します。
次に、ラストリムーバーでも落ちない錆は“力技”で。
ビンテージランタン錆び落しアイテム③ガシガシ錆を落とすなら「ワイヤーブラシ」
まず、表面に凹凸が出るほどの錆はワイヤーブラシで大まかに落とします。
しつこい汚れやほどほどの錆を落とす際は「真鍮製」で。深くまで進行している頑固な錆は「ステンレス製」で。という具合に、ブラシの素材を使い分けることで作業効率が上がります。「真鍮製・ステンレス製・ナイロン製の3種類がセットになったやつを1セット持っておくと重宝します。
ビンテージランタン錆び落しアイテム④頑固な錆は「金属ヤスリ」
レイルロードランタンなどのハンドルやグローブガードの錆がひどい場合は、小回りの利く金属ヤスリが便利です。
磨く面の形状に合わせて使い分けられるように、平・丸・半丸・四角などをそろえておくと便利です。大型よりは小型のヤスリの方が使いやすいです。
ビンテージランタン錆び落しアイテム⑤範囲が広い錆は「電動ワイヤーブラシ」
大まかな作業をする場合は、パワーがある電動ドライバーで一気に片づけます。細かい箇所や、面積が小さいい場合は、ブラシが大きすぎるのとパワーがありすぎるので不向きです。
細かい箇所はリューターがベストです。私もリューターを買いそろえてから、作業効率が格段に上がりました。
ビンテージランタン錆び落しアイテム⑥細かい箇所は「紙ヤスリ」
細かい錆落しと仕上げには、やっぱり紙ヤスリが欠かせません。番手は、中目#120~#240、細目#280~#800、極細目#1000~とありますが、#120・#800・#2000の3種類があると、大体いけます。加圧式ランタンのタンクやフードなどをピカピカにしたい場合は、#3000以上を使ってください。
粗方、全体が綺麗になったら仕上げです。
ビンテージランタン錆び落しアイテム⑦仕上げ磨きといえば「ピカール」
金属磨きといえばピカール!乳化液タイプのピカール液は、水分が多く含まれているため、伸びが良く広範囲に使用したい時におすすめです。ちなみに、ピカールの製品は、粘度が違う種類がいくつかありますのでチェックしてみてください。
ビンテージランタン錆び落しアイテム⑧使い勝手の良い「WAKOSメタルコンパウンド」
個人的によく使うのは「ワコーズ メタルコンパウンド」。歯磨き粉状で金属に付けても垂れないので磨きやすいです。
以上、私がおすすめする「ビンテージランタンの錆び落しアイテム8選」でした。
「ラストリムーバー」と「5-56」はセット使いが鉄板です。リューターは4~5千円のもので十分使えます。また、先ほども触れましたが、ピカールについては色々なタイプの製品が出ていますので、そちらもチェックしてみてください。
最後に
真鍮やメッキの場合は、最後にキッチンペーパーなどの紙類で拭き取って仕上げると、余分な油分が綺麗に取れて金属の美しい輝きが戻ります。
ということで、今回はこの辺で。
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