ハリケーンランタンといえばフュアーハンド。
特に、このフュアーハンド276BABY SPECIALが有名ですよね。
私は、もともとプレッシャー式をメインで使っていたので、特にこの部類は興味はありませんでした。
でも、ある日たまたま店頭で見かけて、あらためて眺めてみていると「なんかいい!」
それで、つい衝動買いしてしまったのでした。
ということで、点火式を収録したユーチューブの内容をブログにもアップしておこうと思います。
まずは開封から
今回ご紹介するモデルは、フュアーハンド(FEUERHAND)276BABY SPECIAL ジンク です。
箱はこんな感じです。
さらに紙袋に入ってます。それと説明書。
タンクには276BABY SPECIALの刻印が入ってます。
フードのトップには ORIGINAL NIER FEUER HAND の刻印。
ホヤガラスは、昔ながらの “SCHOTT SUPRAX” ドイツ製です。
フュアーハンドは、100年以上前から現在も製造していて、パーツが手に入りやすいのも魅力です。
ココから点火の解説
まず、トップフードを引き上げます。リングを持って引き上げるのが一般的らしいですが、ちょっとやりにくいので、私はフード自体をつかんで引き上げています。
すると、ホヤ部分のロックが外れるので、給油口と反対側に倒します。
次に、バーナーを外します。時計回りに回すと外れます。
こんな感じです。
このバーナー部分に芯が収納されています。レバーを回すことで、噛んでいる芯が上下する仕組みです。
フュアーハンドランタンの使い方
ポイント①
使用前に、芯を台形型にカットする。
カットしなくても、問題なく火は着きますが、出来ればこの作業は面倒がらずにやってください。
カットの形状は、幾つかの種類がありますが、スタンダードな台形型がおススメです。この台形型は、炎の先端が尖った、蝋燭の炎のような美しい形になります。
フュアーハンドランタンの使い方
ポイント②
燃料は、パラフィンオイルか灯油を使用します。
灯油は煤が出ますので、後々のメンテナンスを考えるとパラフィンオイルがおすすめです。それと、くれぐれもガソリンは使用しないでください。揮発性が高いので引火しやすく大変危険です!アウトドアショップのランタンコーナーにあるホワイトガソリンもダメです。事故につながるのでご注意を!
フュアーハンドランタンの使い方
ポイント③
給油のポイントは、満タンに入れないこと。
満タンに入れると、横揺れが起きた場合に漏れてきます。最高でも給油口の5mm下ほどまで。ハリケーンランタンの給油キャップは密閉性が弱いので、満タンの給油はやめましょう。
フュアーハンドランタンの使い方
ポイント④
燃料の量の目安は50ml~60ml タンクの半分以下ぐらい。これで5~6時間は持ちますので、一晩はいけます。
給油キャップはしっかり締めましょう。
ホヤの左側にある上下レバーを下げて、ホヤ部分をリフトアップします。
マッチやライターで、芯に火を着ければ点火完了です。
上下レバーを上げて、ホヤ部分を下げて芯をホヤ内に格納して点火終了です。
炎は、調節レバーを回して調整してください。時計回りに回すと芯が上がって長くなり、炎が大きくなります。反時計回りに回すと芯が下がって短くなり、炎が小さくなります。
フュアーハンドランタンの使い方
ポイント⑤
炎の高さは1cmが目安です。
炎が大きいと煤が出やすくなります。
簡単ですが最後にポイントをまとめました。
①芯の先端は台形型にカットする。
②燃料はパラフィンオイルか灯油。ガソリンは不可!
③燃料は満タンで入れない。最高でも給油口の5mm下ほどまで。
④燃料の目安は50~60mlで5~6時間燃焼
⑤炎の高さは1cmくらいで。
とても趣のあるフュアーハンドランタン。
その優しい灯りは、キャンプシーンをとても良い雰囲気にしてくれます。
灯油系の燃料を使うので、ランタンの中でも比較的安全に使用できます。
ただし、燃料を間違ったり、正しい使い方をしないと火災事故につながりますので、くれぐれも正しく安全に使用しましょう。
最後に、パラフィンオイルの保管容器について。
私は、パラフィンオイルを入れる容器は、トランギアのフューエルボトルを使っています。
もともとアルコール燃料専用のボトルですが、材質が灯油タンクなどに使われる高密度ポリエチレン製なので、スペック自体は問題なさそうです。ねじ式のキャップもしっかりしているので、漏れることもなく使用できています。
もちろん自己責任ですが、パラフィンオイルの保管容器を探している方は、一つの選択していかがでしょうか。
それでは、今回はこの辺で。
コメント