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パラブーツ シャンボード 比較!パラブーツ シャンボードを2色所有して感じたサイズ感・革質の違い・価格推移・歴史・コーディネート例を詳しく紹介。購入前の参考に!
はじめに
フランス発の名靴「パラブーツ シャンボード」。
その魅力に惹かれて、私は現在2足所有しています。1足目は現行品シャンボードのブラック、2足目は中古ながら使用回数が少ない状態で手にいれたデカタグ シャンボードのマロン。

この記事では、実際に履いて感じたサイズ感や革質の違い、ブランドの歴史、日本での人気の理由とその推移、価格の変化、コーディネート例まで、シャンボードの魅力を余すことなく紹介します。
パラブーツ シャンボードの発祥と歴史


- 創業:1908年、フランス・イゾー地方
- ブランド名の由来:「パラブーツ」はブラジルのパラ港から輸入される天然ラテックスに由来
- シャンボード誕生:1987年。登山靴の堅牢さと現代的なUチップデザインを融合
自社製ラバーソールやリスレザーなど、機能性と耐久性を兼ね備えた革靴として世界中で評価されています。
日本での人気層
性別
主に男性向けとして知られているモデルですが、日本ではレディースモデルも展開されており、女性ファンも増えています。公式オンラインストアやセレクトショップでは、女性向けサイズ・カラーも取り扱いがあり、パンツ・スカート問わず合わせやすいと好評です。
年齢層別の傾向
60代以上:革靴好き・ヴィンテージ志向の方に根強い人気。長年愛用しているという声も。
20代後半〜30代:ファッション感度が高く、カジュアルにもドレスにも使える靴として人気。
40代〜50代:品質と実用性を重視する層に支持され、「万能な一足」として選ばれる。
日本での人気の理由

- 雨に強い:リスレザー+ノルヴェイジャン製法で全天候対応
- カジュアル化の流れにマッチ:休日スタイルにも合う
- 雑誌・SNSでの露出:ファッション誌での掲載多数
- 長く履ける耐久性:ソール交換可能で10年以上履ける
- コスパの良さ:他ブランドより手が届きやすい価格帯
日本での人気の推移(1990年代〜現在)
1990年代
セレクトショップでの取り扱いが始まり、感度の高い層に徐々に浸透。「渋カジ」ブームの終焉後、フレンチアイビーやヨーロピアントラッドの流行とともに注目される。
2000年代
2001年に青山骨董通りに直営店がオープン。雑誌やメディアでの露出が増え、ファッション業界人の定番アイテムとして定着。
2010年代
「ドレシャン(ドレッシーなシャンボード)」などの派生モデルが登場。SNSやブログでのレビューが増え、若い世代にも人気が広がる。別注モデルやコラボレーションも話題に。
2020年代〜現在
革靴全体の価格高騰の中でも、フランス製・手縫い・全天候対応という強みで安定した人気。「永久定番」として、世代を超えて支持される革靴へと進化。
価格の推移(2020〜2024年)
年 | 定価(税込) |
---|---|
2020年 | ¥72,600 |
2021年 | ¥75,900 |
2022年 | ¥79,200 |
2023年 | ¥96,800 |
2024年 | ¥96,800 |

4年で24,000円以上の値上がってますね。ただし、これはパラブーツだけに言えることではありません。オールデンは20万円近くなってるので、頑張ってる方でしょうか。
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デカタグとは?
「デカタグ」とは、1990年代後半〜2000年代初頭にかけてパラブーツが使用していた大きめの緑色タグの通称です。現行モデルのタグと比べてサイズが大きく、ロゴのデザインやフォントも異なります。
ちなみに、以下の写真で、上がデカタグモデル。下が現行モデルです。

このタグが付いたモデルは、現在では生産されておらず、ヴィンテージ市場で高値で取引されることもある人気の高いアイテムです。
デタグモデルの特徴
- タグのサイズが大きい(現行よりも一回り大きい)
- タグの色味が濃いグリーン
- ヒールが一枚革で構成されている
- スムースレザーで、柔らかくシャープな印象
- 製造年は1995〜1999年頃と推定
現行モデルと比べると、全体的にクラシックで繊細な雰囲気があり、ドレッシーなスタイルにもマッチします。革の質感やシルエットの違いを楽しめるのも、デカタグモデルの魅力のひとつです。
サイズ感と履き心地


私は、普段はスニーカーで26〜26.5cmを履いていますが、現行モデル シャンボードはUK6.5でジャストサイズでした。甲の高さや幅は問題なく、履き始めから違和感なく馴染んでくれました。
個人的には、デカタグ シャンボードの方が、革はもちもちした印象。つま先も少しゆとりがあります。
所有している2足の違い
ブラック(現行モデル シャンボード)

- リスレザー特有のしっとりとした質感
- 雨にも強く、オン・オフ問わず使える万能カラー
- 履き始めはやや硬めだが、履き込むほどに馴染む
マロン(デカタグモデル シャンボード・一枚革ヒール)

- 中古だが使用回数が少ないものを購入(おそらく1995〜1999年製)
- 革はスムースレザーで、非常に柔らかく足馴染みが良い
- ヒールが一枚革で構成されており、シャープな印象
- 緑タグ仕様で、90年代のヴィンテージモデルと推定

ヒールの処理が90年台のデカタグは、一枚革で印象もシャープで、よりドレッシーな印象です。

ソールの違い|現行モデル シャンボード vs デカタグモデル シャンボード

現行モデル シャンボード(ブラック)
- ソール名: TEX SOLE(テックスソール)
- 特徴: パラブーツ自社製のラバーソールで、濡れた路面でも滑りにくく、グリップ力が高い。クッション性と耐久性に優れ、全天候対応。
- 印象: ボリューム感があり、カジュアル〜アウトドアまで対応。雨の日でも安心して履ける万能型。
デカタグモデル シャンボード(マロン)
- ソール名: 旧型GRIFFソールまたはパラテックスソール(年代により異なる)
- 特徴: 現行よりやや薄く、軽量な印象。クッション性はあるが、TEX SOLEほどの厚みはない。ステッチの主張が控えめで、クラシックな雰囲気。
- 印象: シャープでドレッシーな印象。革の柔らかさと相まって、軽快な履き心地。街履きや短時間の外出に向いている。
シャンボード ソール比較

モデル | 踵の厚み | アウトソール厚み |
---|---|---|
現行モデル | 約31mm | 約16mm |
デカタグモデル | 約29mm | 約14mm |
ソールの厚みを実測してみたところ、現行モデルの方が踵・アウトソールともに約2mmずつ厚くなっていました。
この違いが履き心地やシルエットに微妙な変化を与えており、現行モデルはよりボリューム感があり、クッション性も高め。
一方で、デカタグはシャープでクラシックな印象が強く、よりドレッシーなスタイルにもマッチします。
履き心地の違い
現行モデル シャンボード: しっかりとした安定感があり、長時間の歩行でも疲れにくい。特に雨の日や旅行時に重宝。
デカタグモデル シャンボード: 軽快で柔らかく、クラシックな服装との相性が良い。
刻印から読み解く製造年
私が所有しているデカタグモデル シャンボードには、内側に「6 1/2 50 096 96 F」という刻印があります。

この刻印から以下のことが読み取れます:
- 6 1/2:UKサイズで、日本サイズでは約24.5〜25.0cm相当。私の足(スニーカー26〜26.5cm)にはジャストでした。
- F:ウィズ(足幅)を示す記号で、標準〜やや広めの幅と推定されます。
- 96:製造年を示している可能性が高く、1996年製造と推定されます。
この情報から、私のデカタグモデルは1996年頃に製造されたヴィンテージ品であることがわかります。革質やヒールの仕様とも一致しており、希少性の高い一足です。

コーディネート例
フレンチカジュアルスタイル
- フレンチワークジャケット+デニム
- バスクシャツ+チノパン


スマートカジュアル
- ニット+ウールスラックス
- ジャケット+カットソー+ブラックデニム


英国・フレンチトラッド
- バブアービデイル+シェットランドセーター+ホワイトデニム
- シャツ+ジャケット+ブラックデニム


まとめ
パラブーツ シャンボードは、1足でも十分魅力的ですが、2色持つことでその魅力がさらに広がります。ブラックはシャープな印象をつけたい時に。マロンは大人の抜け感をプラスして綺麗目カジュアルでまとめたい時に。服選びが、より楽しくなります。価格は上昇傾向にありますが、それでも長く履ける価値ある一足です。
年代別については、現行品の安定感と、デカタグのヴィンテージ感。それぞれに個性があり、履き比べることで、よりブランドの奥深さを実感できますので、機会があれば是非履き比べてみてください。
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